毒があってもへっちゃら~
徳島県内では7月1日に県内の海水浴場のトップをきって、北の脇海水浴場が海開きをしました。
かつては、県内で一番早くに海開きをしていた田井ノ浜海水浴場は、明日が海水浴場開きだそうですが、ちょっとお天気が心配です。 まだまだ梅雨の真っただ中ですもんね・・・
さて、ハマユウ(ハマオモト)の白い花が咲き始めていた美波町の大浜海岸
ハマユウ(浜木綿)の和名の由来は、花の形が木綿(ゆふ : 楮の木の皮を剥いで蒸した後に、水にさらして白色にした繊維)を垂らしたように見えることからきているそうです。
ハマユウの白くて大きな花は、スズメガ科の蛾を受粉のための花粉の媒介者としていますが、スズメガを引きつけつために、花は色々な工夫された進化をしています。
例えば、遠くからでもよく目立つ大きな花、暗闇でも浮きあがって見える真っ白な花の色、夜間もその花の存在をアピールする為に、日没前後からは強い芳香を発するのだそうである。
そんな特殊な進化が、徒となってしまったのかどうかは分からないが、キレイな花を咲かせ始めたその横では・・・
ハマユウの花に誘引された虫の幼虫なのでしょうか? ハマユウの葉っぱの上に大量上陸して、皆でムシャムシャお食事中です!(・_・;)
ハマユウは、ヒガンバナ科の中でもヒガンバナ属に縁が近く、人が食べると吐き気や下痢を催す、植物毒のアルカロイドを含んでいますが、この幼虫たちはお構いなしです!
ハマユウの害虫としては、「ハマオモトヨトウ(ムシ)」(学名:Brithys crini 鱗翅目ヤガ科ヨトウガ亜科)が知られていますが、ネットで調べてみましたが、これはハマオモトヨトウの幼虫ではないようです。
※いつもお世話になっている尚 nao.さんに教えて頂いたのですが、この幼虫はハマオモトヨトウと 同じハマユウの食害虫の『アカマダラヨトウ』というヨトウガの幼虫だそうです。
by taibeach | 2010-07-03 23:49 | 植物・花・種子