鼈甲・・・ なるほど~!
さて、先日参加した海の観察会の時に小松海岸で拾ってきた打ち上げ貝の中に、潮間帯の岩陰などに住むベッコウガサの貝殻があった。
このベッコウガサは、潮間帯の岩陰などにごく普通に住んでいるカサガイ(笠貝)の仲間で、そんなに取り立てて紹介する程珍しい貝でもない。
私は食べたことがない(あるかも知れないが記憶に残っていない)のだが、身は少しかたいがなかなか美味しい(少し苦みがあるそうだが)らしい。
「獲ったど~!!」の番組でも浜口じゃなかったけど、誰かが採って食べていたっけ・・・
食べ方としてはみそ汁の具というのが一般的だが、塩茹でや酒蒸し、醤油をたらして焼いてももイケるそうだ。 また島根県の浜田市ではボベ(ベッコウガサ)を使った「ボベ飯」という炊き込みご飯があるらしい。 なんだか美味しそうだね!(*^_^*)
殻は高くて表面の放射肋が強く、暗褐色の斑模様があるのが特徴なのだが、この貝殻の表面にある粗い筋やら茶色のまだら模様が、岩場に溶け込む一種のカムフラージュのような効果なのかどうかはさておき、人間の目からするとお世辞にも美しい貝殻とは言えない・・・
それなのにベッコウガサ(べっ甲笠)という、南方の海に生息するウミガメのタイマイから得られる美しい「べっ甲」の名前がつけられているのは、貝殻の内側がべっ甲によく似た美しい色合いをしているからだろうか?
貝殻の内側はべっ甲のようにとても美しい・・・
それじゃ~美しくない所は、取り除いちゃいましょう~!
ってことで、表面を削っちゃいました~!(^^)
by taibeach | 2010-12-16 23:20 | 打ち上げ貝