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打ち上げさかな図鑑(餌取り編3)

今日の徳島南部、最低気温も一週間ぶりに5度を超え、寒の戻りもようやくひと段落した感じ、最高気温も少しづつ上がり始め、再び春へのカウントダウンが始まりました!(*^∀^*)
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さて、釣り人の天敵であるエサ盗り。
あるものは、ウキを揺らすこともなく、釣り人が気づかぬ間に餌だけを食べてしまい、またあるものは、群れをなしてやって来て、餌を投入する度、本命の魚より前に次々に食いついてしまう・・・
エサ盗りたちは、釣りを妨害する為に様々な方法で攻めてきます・・・(>_<)
中でも一番腹の立つ邪魔の仕方は、鋭い歯でガジガジと齧り、釣り糸を切ってしまうこと!
この戦法が得意なエサ盗りと言えば、フグの仲間たち。
そのフグの中でも、釣り人達に一番忌み嫌われているのが、この☟『キタマクラ』なのです。
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このキタマクラという呼び名は、別名でも俗称でもなく、列記とした標準和名。
この和名の由来は、この魚は猛毒を持っていて、食べると死んでしまい“北枕”に寝かせられるということから来ているというのだが、実はこのキタマクラには、皮膚や肝臓や腸にも毒があるされていますが、そんなにすごい猛毒魚という訳ではなく、フグ科として珍しく卵巣は無毒で、また筋肉も無毒な為刺身などで食べられることもあるそうだ。 
だけどやっぱり恐いので、素人は手を出さない方がいいよね。(・_・;)

さてさて、お次はそのおちょぼ口で少しづつ餌のオキアミを啄んで、釣り人に気づかぬ間に餌を盗ってしまうことがお得意のカワハギ(通称ハゲ)のお仲間の「アミメハギ」です。
どちらの魚もカラスに突かれているようですが、キタマクラはヒレを取られただけのようですが、アミメハギの方はたくさん食べられているようです。 
やっぱりカラス達は賢いですね。 安全でおいしいモノをよく知っています。(^^)
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     『アミメハギ』(網目剥、学名:Rudarius ercodes 硬骨魚綱フグ目カワハギ科)

by taibeach | 2011-03-07 21:35 | 海の生き物  

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