打ち上げさかな図鑑(フグ目)
冬の終わりから春にかけて、一番多く打ち上げられる魚と言えば、フグ目の魚です。
今の時期は一年で最も海水温が低い季節。
そんな時期に嵐が来ると、低水温で弱ってしまった魚や、浅海に住んでいる泳力の弱い魚たちなどは、大波にもまれてしまい、打ち上げられてしまうのでしょう。
そんな可哀そうなフグの代表格と言えば☟ハリセンボンやコンゴウフグ☟ですね。
同じフグ目の魚でも、ハリセンボンはハリセンボン科でコンゴウフグはハコフグ科の魚ですが、ハコフグ科の魚と言えば、こんな魚も打ち上げられていました。
『ウミスズメ』 見た目はハコフグによく似ていますが、眼の上、腰骨、背隆起中央に棘があることで見分けられます。 彼らは普段、沿岸の砂底、岩礁などの浅海域に生息しているので、海が荒れた時には蒔きこまれやすいのでしょうね。
『ナシフグ』(梨河豚、学名:Takifugu vermicularis 英名:Pear puffer フグ科 トラフグ属)
瀬戸内海及び九州西岸海域、黄海から東シナ海に生息しているフグです。
by taibeach | 2011-03-08 18:57 | 海の生き物