『海辺篤史の建もの探訪』
こ~とばと心の間 それは君しか 分らない~ ♪
見~えないところで 傷ついて~ ♪ ひとりで涙を 流さないで~ ♪
す~べてあなたの 言葉にして~ ♪ 伝えてそのまま ためらわないで~ ♪
あ~なた~の心のかたち 近くに 感じていたいから~ ♪
皆様今晩は、
今週の建もの探訪・・・ 現在私は、四国は徳島県、県南の海にお邪魔しています。
今日は、海の中にお住まいのヤドカリさんたちの、家の中にいながらも好きな場所に移動が簡単に出来る、ポータブルな御宅を拝見するためにやってまいりました。
このヤドカリさんたちのお宅、多くはクボガイやイシダタミガイ、イボニシやレイシガイなどの、何処にでもあるような、マキマキ建売住宅(貝)にお住まいの方が多い中、最近はオシャレなお宅に住む方もいらっしゃるとのうわさでございます。
さて本日は、そんな他とは違う素敵な御宅をお持ちのヤドカリさんを御紹介いたしましょう。
先ずはタカラガイのお宅。 幼貝の貝殻は、殻口が広くてお住まいになるヤドカリさんも結構いらしゃいますが、成貝になると殻口もせまくなり、敬遠されるようなのですが・・・
つい先日のこと、ピカピカと輝くハナビラダカラを沢山拾って喜んでいたのですが、ハイター消毒をおえた貝殻の中に、ヤドカリさんが3匹もお住まいだった事があり難儀致しました・・・(>_<)
さて、お次のお宅☟は三角屋根に、赤地に黒点を散りばめた外観が美しい、ナツモモのお宅。
見つけた時は、やった!ついにナツモモの生体とご対面か!?と思ったのもつかの間、貝とは思えない移動スピード・・・ 掴もうとすると、岩の下へとコロコロ・・・ ありゃりゃ
さて、4件目のお宅☟はナツメガイのお宅。 ナツメガイは生時、貝殻は軟体に包まれウミウシ状ですが、貝殻は殻口が広く入居しやすいようですね。
「御簾」(みす)という名前が付いているように、貝殻表面の細かい縞模様はデザイン性に富んでおり、高貴な香りが漂っています・・・?(*^∀^*)
しかしながら、この御宅注意しなければならないのは、殻が薄くて壊れやすいということです。
でもまぁ、そのぶん建物もほかお宅と比べて超軽量なので、肩はあまりこらないかも・・・(笑)
ヤドカリさん達のお宅も、施主様の様々なこだわりがお宿に込められているようですね。
ではまた来週!
by taibeach | 2011-03-28 23:51 | 海の生き物