大岐の漂着シナアブラギリ(その3) 広東?

先月、高知県の大岐海岸で拾ってきた漂着シナアブラギリを並べてみると、その中に渚で普通によく見かけるシナアブラギリとは、ちょっと違った印象のアブラギリの種子が混じっていました。
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中西弘樹先生の「漂着物入門」によると、シナアブラギリの種子は楕円形で、山稜があり、表面には小突起が多い。とあるが、私が気になってた種子は円形に近く、突起は少なめで尖り方が弱い。
今まではあまり気にすることもなかったので、同じシナアブラギリとして、ひとまとめにして扱っていたのかもしれないのだが、今年9月21日、大型台風15号が過ぎ去った後の、田井の浜の渚で拾い集めてきたシナアブラギリの中にも、同じようなものが多数混じっていて、ひょっとしたらシナアブラギリとは違う種類なんじゃないか?と、なにやら気になり始めた。
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石井忠先生の「新編・漂着物事典」によれば、トウダイグサ科アブラギリ属は、ニホンアブラギリ、シナアブラギリ、カントンアブラギリ、フィリピンアブラギリ、ククイノキの五種があるという。
このうち、『カントンアブラギリ』 (広東油桐、学名:Aleurites fordii montana、別名:千年油桐・モンタナアブラギリ)は、中国南部の広東省、福建省、浙江省、江西省などで植栽される。 また、東南アジア(ベトナム)、インド、ミャンマーにも野生樹があるという。 樹高10~15メートルの中高木。 果実は球形で先端が尖り、シナアブラギリよりも小型。 山稜を有し、3個の種子がある・・・
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残念ながら、カントンアブラギリの種子に関する記述はないので、はっきりとしないのですが・・・
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このサイト「沖縄の木の実と種子写真図鑑」の中の外国産(帰化植物)木の実図鑑に、掲載されていたカントンアブラギリの種子の写真と見比べてみると・・・  そっくりに見えますが、どうでしょうか?
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by taibeach | 2011-11-07 23:28 | 植物・花・種子 | Trackback | Comments(4)  

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Commented by beachcomberjp at 2011-11-08 21:09
カントンアブラギリのようですね。ちなみに先ほどうちのサンプルも見直しましたが、どちらもありました。シナアブラギリに混同されているのでしょう。

上の記事にある学名のAleurites fordii は、シナアブラギリのものですね。
カントンアブラギリはAleurites montanaですね。

Commented by taibeach at 2011-11-08 22:08
Shigeさん
ご教示ありがとうございました。m(_ _)m 
資料を見直してみたら、モンタナになっていました。
今までにも、たぶん拾っていたはずですが、全部シナアブラギリだと思っていました。
Commented by ことまる at 2011-11-09 22:14 x
え・・・全部シナアブラギリだと思っていました。
形もしっかり見てないかも~(笑)
注意散漫ですね、今期は注意してみます。
Commented by taibeach at 2011-11-10 17:31
ことまるさん
そうなんですよ。 今はちょっとアブラギリに注目しているので、分かったのですが、私も今までは全部シナアブラギリだと思っていました。
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