高知の旅(その20) 足摺岬の朝 3

金剛福寺でのお参りも無事済ませ、今回足摺岬へ来たもう一つの目的のために、再度岬の遊歩道へと戻ることにしました。
辺りはもうすっかり夜も明けて、観光客の姿も多くなってきました。
a0125598_10393436.jpga0125598_10395333.jpgジョン万次郎の銅像の前では、ガイドさんの説明に大勢の観光客が耳を傾けていました。
ジョン万次郎といえば、小学校の時に社会の授業で教わりました。 彼は14歳の時、漁師の手伝いで仲間4人と小舟で漁に出ますが、その3日後に嵐に遭って遭難し5日半の漂流後に、奇跡的に土佐清水市から海上760キロ南の太平洋に浮かぶ孤島、伊豆諸島の鳥島に漂着、そこで海亀の卵を食料にするためにこの島にやってきたアメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号に仲間と共に救助されるまでの143日間をこの無人島で生活した。
その後アメリカで英語、数学、測量、航海術、造船技術などを学び、帰国した後は篤姫の父、薩摩藩主・島津斉彬に取り立てられ、薩摩藩の洋学校で英語の講師などをしていましたが、ペリーの来航により幕府に召聘され、幕末の日本の歴史の表舞台へと登場していきます。

今夜放送のNHK大河ドラマ龍馬伝では、幕末の日本に遂に黒船が来航するという話ですが、通訳などとして日米和親条約の締結に尽力、また日米修好通商条約締結ための遣米使節団の一人として、咸臨丸でアメリカに渡るなど、日本の夜明けや国際交流に多大な功績を遺した人です。
坂本龍馬も万次郎体験談を聞き、その後の思想に大きな影響を与えられたということです。
万次郎の功績は、日本よりも逆にアメリカで高く評価されアメリカの第30代大統領のクーリッジは「万次郎の帰国はアメリカが最初に大使を日本に送ったに等しい」と語ったんだとか・・・

a0125598_1912402.jpgそんなジョン万次郎像横をすり抜け、夜明け前に足摺灯台を眺めた展望台のさらに左側(東奥)へと、遊歩道を歩いて行き椿の木のトンネルを抜けると、『天狗の鼻』という岬に着きます。
天狗の鼻から足摺岬灯台を眺める景色は、足摺宇和海国立公園の中では一番!と言われる程の、知る人ぞ知る隠れた最高のビュースポットなのだそうですよ。

ここ天狗の鼻は、秋から冬場にかけては『アシズリノジギク』が咲き乱れる群生地として有名で、私が今回足摺岬に来たのも、このアシズリノジギクの群落を見てみたいという思いからなのでした。
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a0125598_192542100.jpga0125598_19261921.jpg朝日に向って力強く咲き誇るアシズリノジギクの群落は、見事でしたよ!

「アシズリノギク」 (足摺野菊) キク科 キク属
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by taibeach | 2010-01-31 12:27 | 高知県 | Trackback | Comments(6)  

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Commented by 尚 nao. at 2010-02-01 01:06 x
うわぁ、いいですね!
アシズリノジギク、ほんと見事な花ですね。
満開の群落も美しいでしょうね。
ノジギク系はこちらでは見られない野菊なのです。
そういう野菊がけっこう西日本には多いんですよね〜。
Commented by kin at 2010-02-01 19:21 x
「アシズリノギク」は白い花なんですね!この季節に白い花がいいです。こちらにも「ハマベノギク」というのがありますがこれは秋口から。
野菊はこういう場所がよく似合います。
Commented by taibeach at 2010-02-01 20:34
尚さん
そういえばアシズリノギクは、ノジギクの変種でしたね。
去年のお正月も、ここ天狗の鼻まで来ていたのに、アシズリノギクの写真を撮り忘れ・・・
今回はじっくりとアシズリノギクの群落を、鑑賞してきましたよ!
Commented by taibeach at 2010-02-01 20:45
kinさん
この寒い時期に、海辺でこんな素敵な花が見られるなんて嬉しいですね。
ハマベノギクは、太平洋側では見られない種類なので、そちらにお邪魔して鑑賞したいです!
Commented by ことまる at 2010-02-01 22:21 x
この時期にキク科の花を愛でられるとは!!良いですね~!
海を眼下に眺める場所で咲く白い花、素敵です。
ジョン万次郎氏、初めて英語を身につけた素晴らしい方ですね。
坂本竜馬も有名ですし人気も高いですが、通訳として二カ国を結びつけたジョン万次郎ももっと注目されても良いと思います。
Commented by taibeach at 2010-02-01 23:48
ことまるさん
足摺岬の雄大な景色とアシズリノギクの可憐な白い花とのコラボレーション、とっても素敵でしたよ!
ジョン万次郎、漂流しなければ、一生学問を習うこともなかったでしょうが、アメリカに渡り猛勉強して頭角を現したそうです。 三菱財閥を築いた岩崎弥太郎もしかり、勉強は大事ですね・・・
お隣の県ながら、高知は偉人ばかりでスゴイ!
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