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季節の寄りモノ その1

昨日の田井ノ浜は、水曜日に海が荒れたこともあり、大量の海藻が打ち上げられていました。
春のこの時期に海が荒れた後には、海藻と共に渚に打ち上げられる「恒例の寄りモノ」が色々とあります。  そんなこの時期恒例の寄りモノの1つが、『アオリイカの卵塊』☟です。 
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「アオリイカ」(障泥烏賊 Sepioteuthis lessoniana  ヤリイカ科・アオリイカ属)は、日本の沿岸域に生息する大型のイカで、その身は甘みがあり、刺身・天ぷら・にぎり鮨など、どんな料理にしても最高!おいしく頂けます(^^)
最近では、エギングという「イカ餌木」というルアーを使った釣りが大ブーム。 道具され揃えれば、誰でも簡単手軽に始められるから、港や防波堤はエギングで大賑わいですが、トラブルも少なくなく、色々と問題点もあるようです。 
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普段は水深の深い所にいるアオリイカですが、5~6月には海岸近くの浅場にやってきて、海藻や沈木などの潮通しの良い場所の産卵します。(地方によっては、このアオリイカの産卵行動から「モイカ」とも呼ばれます)卵は直径10ミリメートルぐらいで2~8個が寒天質の鞘(さや)に収まっています。 産み付けられた卵は、透明から白色、黄土色へと変化していき、約3週間から1ケ月すると、全長7~8mmの、親と同じ姿をしたかわいい小さな赤ちゃんが誕生します。(この卵はまだ産み付けられたばかりのようですね。)
アオリイカの卵は、春の嵐で海が荒れると産み付けた海藻が千切れ、このように海藻と共に渚に打ち上げれてしまうのでしょう。
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by taibeach | 2010-05-21 23:51 | 田井ノ浜  

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