山のモドキ、海のモドキ

コブシ(辛夷、学名:Magnolia kobus)の近縁種とされています。
環境省のレッドデータブックで野生絶滅種に指定され、徳島県のレッドデータブックでは絶滅と評価されています。
昭和23年に旧相生町平野の大建の谷において、植物学者の阿部近一・赤澤時之両氏によって、一個体のみが発見されました。 その後も数回にわたって現地調査が行われましたが、現在まで発見に至っていません。 発見された原木は枯れてしまったそうですが、当時持ち帰られた株から挿し木で増やされたものが、相生森林美術館など数箇所で栽培されているそうです。

モドキと言えば・・・

先日アップした「チリボタン」の合弁の貝殻がなかったかな~?と探していたら、こんな貝殻が出てきました。


コイツを拾ったのは、高知県東洋町の白浜海水浴場近くの海岸。
合弁だけど、ずいぶん白っぽいチリボタンだなぁ・・・と思ったのだけれど、家に帰って手持ちの貝類図鑑で調べてみたら、どうも「ウミギクモドキ」という貝のようです。
チリボタンやウミギクはウミギク科ですが、このウミギクモドキはウミギクという名前がつくというのに、“モドキ”だからかでしょうか、同じウグイスガイ目でもイタヤガイ科に分類されています。(^^)

by taibeach | 2011-04-03 21:37 | 打ち上げ貝