人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ゾンデが見た星

ひょっとして梅雨は明けたのでは?と思わすような、カンカン照りの日が続いた先週の天気はどこへ行ってしまったのやら・・・ すっかり梅雨空に戻ってしまった徳島県南。 
年に一度の七夕の今夜も、残念ながら雲に覆われて、夜空を眺めても真暗闇です・・・ (>_<)

さて、今日職場で、ツバメのお母さんがヒナ達に餌を与える姿を眺めていたら、私の近くに飛んできたのが、このゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切 Anoplophora malasiaca)。 
カミキリムシの仲間では、スタンダードで一番知られている種類ですね。
ゾンデが見た星_a0125598_2143493.jpg
ゴマダラカミキリは、ミカン類、ヤナギ、クリ、クワ、イチジクなどを食樹とし、幼虫・成虫ともに生木を食べるため、害虫とされて嫌われている虫。 だけども、よ~く見てみると、光沢のある黒色の前翅には、白い斑点が散りばめられていて、まるで夜空に輝く星のようにも見えて、なかなか綺麗な虫なんだよね。(^^)

さてさて、話はまた日曜日の鹿ノ首の渚で出会ったモノの話に戻るけど、下の写真のような☟ 
発泡スチロールの箱中に、電子基盤類がみえているものが漂着していました。
ゾンデが見た星_a0125598_2244943.jpg
この箱の正体は、『ラジオゾンデ』という無線機付き気象観測機器。 気象台・測候所などの研究機関や日本気象協会から、ゴム気球に取り付けて飛ばされ、上昇しながら上空の気温、湿度、気圧を観測するというもの。
取り付けられたゴム気球は、上空30㎞くらいに達すると破裂して、ラジオゾンデは太平洋上に落下し観測は終了となるのだそうだ。 
このラジオゾンデも、星の煌めく天の川に向かって飛び立ったのだろうけど、空の星たちを間近に見ることなく、海に落ちてしまったようだ。 でも漂着した渚では、代わりにこんな星たちが迎えてくれたことでしょうね。
ゾンデが見た星_a0125598_2253696.jpg

by taibeach | 2011-07-07 22:05 | 漂着物(人工物)  

<< 微妙な笑み・・・ アオ3種 >>