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Blue Sea Swallow

7時のNHKニュースで見たのですが、5年半前の2006年3月25日に、鹿児島県霧島市立国分小学校の6年生児童が卒業記念で海に流した「 メッセージボトル」が、15日、約7000キロ離れたハワイ・カウアイ島の米海軍・海軍太平洋ミサイル試射場の浜辺で、同僚とともに海岸の清掃作業をしていた下士官のジョン・ムーアさんが漂着しているのが見つけたそうですよ! すごいなぁ~!!

さて、【-速報-】 ですよ!
台風15号の影響で、強い南風が吹いていた今日の田井ノ浜の渚で、こんなものを見つけました。
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大きさは、1センチちょっとのインディゴ・ブルーの体を持つ小さな軟体系の生き物。 
渚に打ち上げられてから、まだ間もない様子で、ウニョウニョとうごめいていました。
この生物、私は“いつかは会ってみたい!”と予習していたので、すぐにピ~ンときました!
拾った漂着物を入れるバケツに海水を汲んで、この生物を中に放り込むと、小さく丸まっていた羽?を鳥のようにひろげて、海水にプカプカと浮かびます! やっぱり・・・(○゚ε^○)v
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実はこれ、『アオミノウミウシ』(青蓑海牛、学名:Glaucus atlanticus、英名:Blue Sea Slug、軟体動物門腹足綱アオミノウミウシ科)と言うウミウシなのですが、ウミウシなのに海の底ではなくて、海面を浮遊して暮らしているんです!w( ̄o ̄)w オオー!
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このアオミノウミウシ、その体色や海面を浮遊するという生態からも分かるように、アサガオガイやルリガイといった“プカプカ・ブルーシー・ファミリー”の一員で、カツオノエボシなどのシクダクラゲ(管水母)類を餌としているそうですよ。  
さらに、このアオミノウミウシの面白い?ところは、食べたクラゲたちの毒入り刺胞を鰓突起内に貯め込んで、今度は自分を守るために使うのだとか・・・  
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猛毒カツオノエボシの刺胞を奪って、今度は自分の敵に再利用するとは、全くすごいヤツですね~! あれ?でも私このアオミノウミウシを素手で何匹も摘まんじゃいましたけど・・・ 
うっ!あぁ・・・ そう言えば、なんだかしびれてきた・・・☠

by taibeach | 2011-09-17 23:58 | 海の生き物  

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