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漂着ライター

漂着種子は拾えなくても、渚を歩くと必ずと言っていいくらい見かける漂着物に、使い捨てライター(百円ライター)がありますよね。 この使い捨てライター、日本のものだけではなく、中国や台湾、韓国や(少ないですが)東南アジアの国々のものが漂着してきますが、様々な大きさやカラーがあり、また面白いデザインなどが施されていたりして、私も思わず拾いあげて眺めてしまいます。
徳島県南の渚に漂着して来るライターは、そのほとんどが流出元が日本国内のもので、何もプリントされていない無地のものが多いのですが、今月の台風の後には、私の好きな平成の大合併前の町村名がプリントされた、“タバコは町内で買いましょうライター”がいくつか拾えたので、また近日紹介したいと思います。(^^)
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そんな町村ライターのように、日本のライターの中にも、お店の名前や住所、電話番号などの文字情報がプリントされているライターは、海の流れを知る上でとても貴重な資料ともなるのですが、最近は世の中が不景気だからでしょうか?スナックなどの、飲み屋さんやレストランなどの飲食店の名前が入ったのライターは激減していて、その代わりに“サン〇ス”や“ロー〇ン”といった全国チェーンのコンビニの名前がプリントされたライターが増えていて、ちょっとつまんない状況になってきました・・・

さて、そんな使い捨てライターですが、昨年12月27日から始まった、子どもの火遊びによる事故を防ぐため、子どもが簡単に着火できる従来型の使い捨てライターの販売を全面的に禁止し、新たにチャイルドレジスタンス(CR)機能を導入した製品だけを販売する国の安全規制が全面施行されることになり、9月27日からは、安全基準テストに合格したことを示す「PSCマーク」の無い商品は販売ができなくなりました。
「チャイルドレジスタンス機能」、言葉の通り「子供が容易に使えない機能」ということで、子供が容易に着火できないように、着火には相当の力がいるため、今度は高齢者から苦情が寄せられているのだとか・・・

最近は、タバコの値上げや健康志向の高まりで、喫煙者が減少する中、使い捨てライターの需要も年々減少していましたから、今回の安全規制の全面施行により、益々漂着ライターも減少する?
いや逆に、数年は増加するかもしれませんね。 大量にまとめ買いした人もいるそうだし・・・
漂着ライター_a0125598_2223898.jpg
 ※(このCR機能付きのライター☝は、漂着して来たものではなく、海水浴客が捨てていったもの
   です。  8月19日、田井ノ浜にて)

by taibeach | 2011-09-29 17:41 | 漂着物(人工物)  

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