犬猿の骨
ちょっと生々しい骨の画像もありますので、苦手な方はパスして下さいね。
昨年の暮れには、ついに念願のヒゲクジラの骨に出会うことができましたが、普段出会うのは渚近くの山からやってきた、イノシシやニホンジカの骨がほとんどです。
ですが、昨日歩いた下明丸の浜の渚には、☟こんな頭骨が落ちていましたよ。
えっ!人骨!?と、一瞬思いましたが、どうやらこれは、ニホンザルの頭蓋骨のようですね。
田んぼの周囲に巡らせた、鹿避けネットやイノシシ避けフェンスなども、ジャンプ一番!軽~く飛び越えてきて、稲を食い荒らしたり、民家近くの畑に植えられていた野菜を引っこ抜いて、堂々担いで山に持ち帰ったりとやりたい放題。
でもよくよく考えると、こんなことになった原因は、猿たちが幸せに暮らしていた山の木を、伐採したり、代わりに杉やヒノキを植林したことで、猿たちが住みにくくなったからかもしれません。
渚を歩いていて、すぐそばの林の中から猿たちが、ウキャウキャと叫んでいる声を聞くと、私はジブリ映画の「もののけ姫」の中で、森を守るために植えた木を人間たちに切られて、人間を恨み食べようとする、猩々(しょうじょう)たちを思い出さずにはいられません・・・
ところで、皆さんは何かペットを飼われているでしょうか?
犬や猫はもちろん、世の中には、様々なペットたちがいると思いますが、それぞれ家族の一員として、時には家族以上の存在として、飼い主さんに癒しを与えてくれているはずです。
ですが、そんな愛するペットたちとも、いつかは悲しい別れの時が来てしまいます。
この前の日曜に訪れた鳴門の渚の駐車場で、移動ペット火葬車でペットの火葬をしているのを見かけたのですが、最近では愛するペットのために、家族同様にお葬式➝火葬➝ペット霊園に埋葬というサービスをするペット葬儀もあるのだそうですね。
でもまだ、そんなふうに葬儀社にペットの葬儀を依頼するのは、まだまだ街中に住む方がほとんど、田舎に住んでいる方なら、家の庭や山などに土葬というのが一般的だと思われます。
しかし中には、土葬する場所に困り、人目を忍んで海岸に行き、砂浜に無許可で(まぁ許可などが降りるはずもないのですが・・・)埋葬される方もいるようです。
ペットを無事に埋葬して、飼い主さんは一安心したでしょうが、元々そんな深くに埋められていないペットたちの亡骸は、ひとたび海が荒れると、波によって簡単に砂浜が削られて、こんなふうに我々の目に触れることになってしまうのでしょう。
by taibeach | 2012-02-24 23:58 | 骨