化身

     先週土曜日の高知県東洋町の生見海岸の渚には
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     こんなもの☟が漂着していました。  
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一瞬、卒塔婆?かと思いましたが、すぐに四国霊場八十八ヶ所巡礼のお遍路さんの必需品・『金剛杖』だとわかりました。
お遍路さんの持つ金剛杖には、弘法大師が宿るといわれています。
つまり金剛杖とは、「弘法大師」の化身。 金剛杖を持って巡拝することは、弘法大師とともに歩いているのと同じこと。 杖にも明記されている「同行二人」とはそういうことです。
弘法大師の化身の金剛杖は、お遍路さんにとっては道具というよりも。精神的にとても大切なものなので、その取扱いについては十分な心得が必要です。
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金剛杖の上部は五輪塔の形☝になっていて、この部分は直接手で触れない様、お遍路さんたちが持って歩いている金剛杖の上部は、杖カバーで覆ってあり、この部分は普段は見えないようになっています。  
その昔、四国遍路が難行・苦行の時代であった頃には、巡礼の途中で行き倒れたお遍路さんは、白装束のまま葬られ、この金剛杖が墓標として立てられていたといいます。 
私がこの金剛杖を見て、卒塔婆?と感じたのは、そういうことなのでしょう。
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by taibeach | 2012-06-30 22:59 | 高知 東海岸  

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