初ムラサキ
ちょっとエージングが進んでいて、艶のない貝殻でした。
さて、そんな渚で次なる獲物を物色していた私の目の前に現れたのは・・・
・・・イカ? コウイカ? いや、よく見るとちょっと違うね。
なんだろう??? 徳島県の渚では見かけたことのない種類だね・・・
あぁ、あれか! 日本海側の渚によく漂着するというソデイカってやつか !?
いやいや、ちょっと待てよ・・・ ソデイカってもっと巨大で、色も赤っぽかったような・・・
結局家に帰ってから、画像を見ながら調べたのですが、どうやらこの軟体動物、イカではなく、『ムラサキダコ』という蛸だったようです。
ムラサキダコ(紫蛸)はその名の通り、全身が紫色をしていて腹面は銀色。
マダコなどと違って底性ではなく、表中層浮遊性のタコで大群をつくることもある。
ここ只の浜のある山口県長門市の深川湾の北、日本海に浮かぶ青海島には、毎年8月頃になるとこのムラサキダコがよく漂着するのだとか・・・ へぇ~(^^)
ムラサキダコは幼体の頃、「カツオノエボシ」を捕食して、カツオノエボシの刺胞を自分の体の中に取り込み、その刺胞を武器にする「盗刺胞」という面白い生態を持っているそうですよ。
by taibeach | 2013-10-03 23:19 | 日本海