大発見!! 徳島にサキシマスオウノキが・・・
展示解説 講師の先生はもちろん、徳島県立博物館の茨木靖学芸員です。
茨木先生の詳しく分かりやすい、そしてとてもおもしろい解説に来場の皆様は、興味津々です。
茨木先生の展示解説の後は、県南の植物研究の第一人者の木内先生のお話もありました。
木内先生のお話の中には、“ここ海陽町にも・・・板根が・・・ ”と気になる言葉が・・・
展示解説は盛況のうちに終わりましたが、その後も参加者の皆様は、茨木・木内両先生に盛んに植物についての質問をされていました。
私はと言うと、御参加されていた方から、ちゃっかり打ち上げ貝の情報等を仕入れてきましたよ。
参加者の方もお帰りになり、海陽町立博物館の郡司さんと木内先生が、先ほど木内先生のお話に出てきていた“海陽町の板根”をご案内して頂けることになりました。
私も本当のところは、サキシマスオウノキが生えているわけじゃないんだから、“板根”って言ってもそんな大したことはないんだろうな・・・なんて高をくくっていたのですが・・・
それがなんと! おぉ~ すごい!!
どうですか、皆さん! こっ これ!
本物のサキシマスオウじゃないか?と見まがうばかりのりっぱな板根でしょ!?
木内先生が手を置かれている所で、地上から1メートルあります。
人物と比べても、この大きさです! ビックリでしょ~ ねっ!
実はこの板根の木、残念ながらサキシマスオウノキではなくて、“エノキ”だそうです。
エノキの根が何らかの理由で、このように板根化したのだそうです。
考えられている一つの原因は、この辺りは地下水面が高く、地下深く根を伸ばす必要がないから・・・というもの。(しかし、この辺りで板根化しているのはエノキだけ・・・)
だから本当の原因はわかっていませんが、周囲のエノキもまだ大きくはないけれど、板根化しつつあるそうです。
実はこのエノキ、ひょっとするとサキシマスオウノキのDNAを持っているのかも・・・
なんて考えると、なんだか楽しくないですか? あなたの推理は???
by taibeach | 2009-08-25 01:17 | 植物・花・種子