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渚の健康食品

私のビーチコーミングの楽しみは、漂着物だけではないということは、このブログをご覧下さっている方は気付かれていることでしょう。
というかホントのところは、「おっ!これはスゴイ!」というものが滅多に拾えないので、周りをキョロキョロとただ見ているだけのことなのですが・・・  (何か御土産に持って帰るものはないかな~?という貧乏根性丸だしですね・・・)
7月中旬に、美波町の由宇の浜という海岸へ行った時に見つけた小さな紫色の花。
師匠の茨木先生に聞いてみたところ、「それは、クコですよ。」と教えて頂いた。
海岸では、時々生えているのが見られるそうである。
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クコ (枸杞) 学名 Lycium chinense 中国原産のナス科の落葉低木  外来種です。
大きな木の生えにくい環境の、ある程度湿り気のある水辺の砂地(河原や海岸など)を好み生育するが、比較的乾燥にも強いそうである。

先週再び訪れると、真っ赤なかわいいクコの実が出来ていました。
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この果実は酒に漬けこんで“クコ酒”にする他、生食やドライフルーツで利用されます。
私は、中華ファミレスの「バー〇ヤン」のデザートの“オーギョウチイ(愛玉子)”という台湾のスイーツがあるのですが、その中にクコの実のドライフルーツが入っているのを食べたことがあります。 (オーギョウチイ、結構好きです。)

クコは昔から、果実は枸杞子(くこし)、根皮は地骨皮(じこっぴ)、葉は枸杞葉(くこよう)などと呼び、生薬として利用されてきた「健康食品」なのです。
果実を乾燥させた枸杞子は、滋養強壮、強精薬、糖尿病や眼病の治療薬として利用されてきました。
他にも、血圧や血糖の低下作用、抗脂肪肝(肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ)作用があるなど、おやじにやさしい効能があります。
また、根皮(地骨皮)・葉(枸杞葉)にも血圧や血糖の低下作用があるそうです。
これからは、渚に通ってクコの実のドライフルーツとクコの葉茶で、健康になろ~と!!

by taibeach | 2009-08-30 01:14 | 植物・花・種子  

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